校長:保倉啓子
開校:1881年
1クラス40名 3クラス
募集人数:女児約60名
卒業後の進路:一般試験とは別に内部試験があります。付属の中学校へはほぼ全員進学いたします。
住所 〒102-8185 東京都千代田区九段北2-4-1
TEl 03-3234-6662
本校は、教育基本法および学校教育法に則り、小学校教育を行い、キリスト教の精神に根ざした価値観を養い、神と人の前に誠実に歩み、愛の心をもって社会に奉仕できる女性を育成することを目的とする。
【従順】
すすんでみがこう正しい心
良心の声に耳を傾け、素直に従い、よりよいものを求めるよろこびを味わいます。
【勤勉】
すすんでなんでもいっしょうけんめいに
自分から行動にうつし、与えられた力をみがきあげ、役立てるよろこびを味わいます。
【愛徳】
すすんで親切よろこんで
まわりの人の気持ちを受け入れ、お互いに大切にし合い、他の人のために尽くせるよろこびを味わいます。
10月中旬に保護者同伴での面接が行われる。その後11月1日に試験が行われる。試験の内容は、ペーパーテスト、個別テスト、行動観察である。
お話の記憶、図形、推理、常識など、幅広い分野から総合的に出題される。
設問が長く、深い理解力が問われる問題もあり、ひとつの設問に含まれた複数の指示に対応できる注意力も必要になる。
試験では、スピーカーから指示が流れてくるので、そちらへの対策も必要である。
回答は青のクーピーペン2本を使い、間違ったときは自ら「×」を書いて訂正する。
回答内容はもちろん、問題に取り組む態度・姿勢なども見ているようである。
日頃の生活習慣が問われる問題が出題される。
内容は、なぞなぞを聞いて答えの上におはじきを置く、カードに書かれたポーズと同じポーズを取る、音を聞いて音程を聞き分けるといった問題や、シャツをたたんだり、ハンガーにかけたり、塗りばしを使ってお皿の中のものを移す等である。
日常の生活態度や手先の器用さはもちろん、問題に取り組む姿勢、受け答えの態度、所作などがチェックされる。
他の受験生とグループになり、先生からの指示に従って共同作業を行ったり、あやとり、折り紙、お絵かき、絵本などで自由に遊ぶ内容となっている。
上級生が、紙芝居を読んでくれるなど、学年を超えた交流を大切にする白百合学園小学校らしい取り組みもある。
行動観察では、先生の指示の理解力をはじめ、グループでの振る舞いや他の受験生との協調性、上級生への接し方などが問われる。
全般的に、例年と同じ傾向。
ペーパーテストでは、話の記憶、音、平面図形、映像の記憶等が問われた。
個別テストでは、色、おはじきの使い方、ルール、位置の記憶、表現等が問われた。問題に取り組む姿勢や受け答えの態度、所作等がチェックされていると思われる。制作では、色紙を使ってリボン結びが問われた。
運動機能では、ジャンプ等の模倣体操が問われた。
行動観察では、机にあるアヒルを「キャッチ」の掛け声で取るゲームが行われた。指示された通りに行動できるか、他の子どもとの関わり、協調性や社会性等が問われた。
白百合学園小学校は、小学校受験のなかでも難関校であり、高倍率である。