舎長:杉浦重成
設立:1874年
1クラス36名、各学年4クラス
募集人数:144名
卒業後の進路:ほぼ全員が系列中学校へ進学
住所:〒150-0013東京都渋谷区恵比寿2-35-1
TE: 03-3441-7221
幼稚舎の教育理念は、校歌の『幼稚舎の歌』に歌われている、子どもたちが「福澤先生の教えを身に行う」ということ、すなわち「独立自尊」を実践できる人材を育成することです。幼稚舎では、この教えを「子どもたちそれぞれが自分を磨きながら、互いの違いを認め合い、助け合えるようになること」としてとらえ、子どもたちが「共に思いやりの心を持って、自分のできることを一生懸命する」という形で、日常的に実行できるように努めています。すなわち、子どもたちを取り巻く現在の状況と将来の変化を見通しながら、自分の持つさまざまな可能性に気づかせ、「自分のできること」を引き出し、さらなる成長を促す場と機会を提供しています。
*出典:ウェブサイトの「舎長より」より抜粋、編集
6年間担任持ち上がり制をとっている。6年間クラス替えがなく、基本的には担任も代わらないこととなっている。
児童の成長と発達はそれぞれの児童によって異なる。その児童一人ひとりを6年間にわたる長い目で、その成長と発達を見守る。
6年間担任持ち上がり制ということで、接する教員が限定されてしまう懸念があるが、それを、充実した教科別専科制で補っている。
担任が受け持つ教科は、国語、社会、算数、総合(生活)、体育の一部である。そのほかの科目は、それぞれ専門の教育を受けた教員が指導に当たっている。
「絵画制作」、「運動テスト」、「行動観察テスト」の3つの行動観察テストが行わる。1グループ20人程度で行われる。
ペーパーテストや面接がないのが特徴。
どのテスト項目においても、「3つのお約束」と呼ばれる「しゃべらない」「抜かさない」「走らない」を厳守したり、指示されたことやルールを必ず守らなければなりません。それが評価につながる。
先生の話を聞き、その後決められたテーマ・指示のもと、絵画や工作を行う。
オリジナリティのある発想力や創造力、表現力が問われる。
制作中には、試験官の先生から質問されることもある。また、道具や材料を自分に必要な分だけ取るという指示が出されることもあり、瞬時に「何があれば、自分の考えた創造物を作れるか」を把握する能力や、自分以外の相手への配慮などもチェックされるようである。
模倣体操、サーキット運動などが出題される。
サーキット運動は、組み合わせたいくつかの遊具を周回して体を動かす運動である。
基本的な運動能力や、自分の考えをもとに全身で正確に動かす、指示に従う、ルールを守ることが問われる。
「集団遊び」と「自由遊び」がある。
集団遊びでは、5〜7人のグループになって、ボール運びや仲間探しゲーム、ボウリング、しりとりなどを行います。チーム対抗戦のような趣きがありますが、勝敗はあまり関係ない。
グループ内でのコミュニケーション能力、状況を把握して問題解決できるか、ルールを守れるかなどが見られています。
自由遊びは、10種類前後用意されているおもちゃで自由に遊ぶというテストがある。このテストでは、子供のいつも通りの「素」の姿や、子供らしさが観察されているといわれている。
全般的に、例年と同じ傾向。
應義義塾幼稚舎は、小学校受験のなかでも最難関校であり、倍率は男女ともに10倍以上となっている。
2024年度/2023年11月
男女 | 男子 | 女子 | 合計 |
---|---|---|---|
志願者数 | 934 | 598 | 1,532 |
受験者数 | 900 | 483 | 1,383 |
合格者数 | 96 | 48 | 144 |
倍率 | 9.38 | 10.06 | 9.60 |
合格率 | 10.67% | 9.94% | 10.41% |
補欠者数 | 1 | 2 | 3 |
2023年度/2022年11月
男女 | 男子 | 女子 | 合計 |
---|---|---|---|
志願者数 | 961 | 623 | 1,584 |
受験者数 | 931 | 499 | 1,430 |
合格者数 | 96 | 48 | 144 |
倍率 | 9.70 | 10.40 | 9.93 |
合格率 | 10.31% | 9.62% | 10.07% |
補欠者数 | 0 | 1 | 1 |