早稲田実業学校初等部
2024年 小学校受験 試験の傾向と対策

基本情報

理事長:田中愛治

開校:2002年

1クラス36名 3クラス

募集:108名(男子72名・女子36名)

卒業後の進路:原則として全員が中等部へ進学する。ただ、無条件ではなく6年間の教育期間を通し、本人の適性等を見て、校長が判断することとなっている。

住所:〒185-8506 東京都国分寺市本町1-2-1

TEl: 042-300-2171

教育方針

大学までの一貫教育により、自主独立の気風にあふれ広く社会に貢献できる人間の土台を確立するため、本校では以下の教育方針を実践していきます。

1.男女共学により、両性の相互理解に基づく人間性豊かな児童を育成する。

2.一人ひとりの児童を尊重し、それぞれが持っている個性の芽を伸ばす。

3.身体を鍛え、豊かな心を養い、確かな学力を身につける。

4.自ら学び、自ら考え、自ら創り出し、自ら表現する力を育てる。

5.国際社会に生きる人間としての資質・能力の基礎をつくる。

早稲田実業学校初等部は、一人ひとりの子どもが人間として自立し、生きていくための素地を培い、土台をつくるために、本来あるべき学習を通じて、子どもたちをのびのび、いきいきと育てます。

教育内容

手を使ってものをつくることは創造力の源です

野外で五感を養い、自然科学の理論を深め自然から新しい発見をする力を身につけます

課題を粘り強く追求し、自分で考える力を養う

日本文化への誇りから「国際理解」は生まれます

初等部・中高等部の連携教員による専科授業の充実

課外授業

試験内容

1次試験(考査)と2次試験(面接)に分かれ、2次試験に進めるのは1次試験を合格した者のみである

試験内容1・ペーパーテスト

毎年「お話の記憶」が出題されている

内容としては、先生が話を読み、子供がその内容を理解して記憶し、言語として伝える力が求められいる。

さまざまな図形や積み木などの数を数えたり、比較・推理・思考する力を見るテストもある。図形が回転したり鏡に反射した場合を想像したりなど、かなり複雑で難易度が高い問題が出題される。

年々難易度が上がっているといわれており、子供にも高い思考力などが求められる傾向にある。

試験内容2・個別テスト

課題や条件のもとで絵を描く「絵画」の問題や、粘土などの課題を作る「制作」が行われる。

「絵画」の問題は、話のストーリーにそって山や川の絵を描いたり、登場人物の絵を描いたり、子供の想像力や創意工夫する力、手先の器用さや生活力が確認される。

「制作」の問題は、粘土などを用いてグループ共同で立体物を作る課題も出される。限られた時間でどのようにして物を作り上げるのか、そのプロセスも問われる。

試験内容3・行動観察テスト

行動観察テストは、受験生同士で簡単な体操や遊びを行い、集団活動でどのような行動をとるのかが確認されるものである。

このテストでは、初対面の子供同士でも積極的に行動できるようになっておくことが大切である。

仲間同士で一緒に遊びを楽しめる子供や、しっかりと意見を持っている子供が求められる傾向にあり、集団行動の中での積極性や自主性、協調する力などが評価される。

自分がリーダーシップを取るだけではなく、まわりの子供の意見に耳を傾けるなどのコミュニケーション能力も考査される。

2023年 試験情報

全般的に、例年と同じ傾向。・

ペーパーテストでは、話の記憶、数、逆さ絵等が問われた。

個別テストでは、絵画が出題され、条件の元で絵を描くことが問われた。巧緻性や指示行動で指示通りできるか等も問われた。

運動は、ケンパーやスキップといった簡単な運動能力が問われた。行動観察テストでは、チームでのボール運びが問われ、協調性や社会性が問われた。

近年の試験の受験データ

早稲田実業学校初等部は、小学校受験のなかでも最難関校であり、倍率は男女ともに7倍以上。

2024年度/2023年11月

男女 男子 女子 合計
志願者数 654 496 1,150
受験者数 501 408 909
合格者数 86 43 129
倍率 5.83 9.49 7.05
合格率 17.17% 10.54% 14.19%

2023年度/2022年11月

男女 男子 女子 合計
志願者数 744 548 1,292
受験者数 567 448 1,015
合格者数 80 45 125
倍率 7.09 9.96 8.12
合格率 14.11% 10.04% 12.32%