小学校受験 試験の傾向と対策

小学校受験のなかでも最難関校といわれており、倍率は男女ともに10倍以上です。
試験は行動観察テスト主体で、「絵画制作」、「運動テスト」、「行動観察テスト」の3種類があり、ペーパーテストや面接は実施されません。各テストは、基本の「3つのお約束」を遵守することが求められます。絵画制作では、指示に基づいた創造性と表現力が、運動テストでは基本的な運動能力と指示の理解が評価されます。行動観察テストは、集団でのコミュニケーション能力やルールの遵守、自由遊びでは子供本来の自然な振る舞いが見られます。全体を通じて、指示の理解・遵守と他者への配慮も重要な評価点です。

小学校受験のなかでも最難関校といわれており、倍率は男女ともに10倍以上です。
試験は二段階で、一次試験はペーパーテスト、二次試験は運動、制作、行動観察で実施される。保護者面接はなく、願書には課題図書の感想文を提出することが求められる。ペーパーテストでは推理や記憶を試す問題が出題され、正確かつ迅速な処理能力が要求される。運動テストでは基本的な運動能力に加え、指示理解と反応の速さ、社会性や協調性が評価対象となる。制作では器用さ、創造力、表現力が見られ、楽しむ姿勢も重視される。願書では面接の代わりに家庭環境や教育観が反映され、課題図書への感想を通じて子供の思考が読み取られる。

小学校受験のなかでも最難関校といわれており、倍率は男女ともに10倍以上です。
試験は1次のペーパーテストと2次の個別・行動観察テストに分かれています。1次では、「お話の記憶」などの言語記憶力、図形や積み木を用いた論理的思考力が要求され、問題の難度は年々上昇しています。2次試験では、絵画や制作で子供の創造力や手先の器用さ、作業プロセスを評価し、行動観察テストでは集団活動における協調性や自主性、コミュニケーション能力が重視されています。積極的な参加と他者の意見を尊重する姿勢も評価の対象です。

青山学院初等部は、小学校受験のなかでも難関であり、倍率は男女ともに７倍近い。試験は保護者面接と2日間の考査で構成され、考査は個別の「適性検査A」と集団の「適正検査B」から成る。面接では親子関係や家庭の教育方針が問われ、学校の理念に対する理解が重視される。教育は礼拝や宗教行事を通じての感謝の心を育むことにも重点が置かれる。個別テストでは子供の思考力や継続力、工夫力を評価し、集団テストではコミュニケーション力や指示理解、ルール遵守が見られる。屋外活動や自己紹介など、他校にはない独特の問題も出題される。

学習院初等科は、倍率は毎年10倍近くなり、難易度は高くなっている。
試験は個別テスト、集団テスト、運動テスト、そして保護者面接から成る。個別テストでは、聞いた話や見た絵の記憶を基に口頭で回答し、思考力や語彙力が評価される。巧緻性を測るテストでは、手先の器用さや指示理解力、丁寧さが見られ、生活習慣も反映される。集団テストでは、協調性や先生の指示への理解力、仲間とのコミュニケーションが重要視され、運動テストでは基本的な運動能力とリズム感が問われる。全体を通じて、子供の自主性と社会性が評価される。

雙葉小学校は、小学校受験のなかでも最難関校であり、倍率は10倍以上と言われている。
試験はペーパーテスト、巧緻性テスト、行動観察テスト、親子面接から構成されており、それぞれ手先の器用さ、社会性、思考力、家庭内のコミュニケーションが評価される。ペーパーテストでは、思考力を要する内容や長い話の記憶、理解力が問われ、独自の回答方法が求められる。巧緻性テストでは、手先の細かい作業能力が、行動観察テストでは集団行動や日常の手伝いに対する態度がチェックされる。面接は父母と子が参加し、親子の対話や関係性が見られる。全体的に、子供の個性と協調性、家庭での役割や振る舞いが重視されている。

白百合学園小学校は、小学校受験のなかでも難関校であり、高倍率である。
試験は10月の保護者同伴面接後、11月1日にペーパーテスト、個別テスト、行動観察の3部構成で実施される。ペーパーテストでは多岐にわたる分野からの設問があり、理解力や注意力が求められる。指示はスピーカー経由で与えられ、青のクーピーペンでの回答と自己訂正が必要。個別テストでは日常の生活習慣や手先の器用さ、受け答えの態度が評価される。行動観察では共同作業や自由遊びを通じて、他者との協調性や指示理解力、交流を重視する学校の姿勢が反映される。全体を通して、生徒の行動や態度も見られる。

成蹊小学校は、倍率は毎年6倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験は二日間に渡り、初日にはペーパーテストが男女別に実施される。翌日には運動テスト、集団行動の行動観察テスト、そして保護者面接が行われる。ペーパーテストでは1000文字を超える長文の記憶問題や、常識、数、推理、図形問題が出題される。運動テストでは基本的な運動能力が、行動観察テストでは個人作業後の集団での自由遊びを通じて、指示理解力や社会性が評価される。保護者面接では学校のカリキュラムや教育目標についての理解が問われ、子供のテスト中に行われる。全体を通じて、子供の思考力や協調性、家族が学校の教育方針に共感しているかが重視される。

暁星小学校は、倍率は毎年7倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験はペーパーテスト、運動テスト、行動観察、個別テスト、親子面接で構成され、願書提出時にはテーマ作文が求められる。ペーパーテストでは多くの問題を短時間で処理する記憶力、思考力、スピードが試され、スピーカー放送に従い迅速に答えることが必要である。運動テストでは運動を楽しむ姿勢が、行動観察ではグループでの協調性や積極性が評価される。巧緻性テストでは手先の器用さが、面接では親子ゲームを通じて特に父親との関係が見られる。テーマ作文は父親の志望動機、母親の教育観が書かれ、社会性や学校教育への理解を反映する内容が期待される。

立教小学校は、倍率は毎年4倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験は2日間にわたる個別テストで、ペーパーテストは実施されない。10月には父母面接があり、両親の背景や育児観、学校への期待、子供の集中力などが問われる。面接前のアンケート記入では対策が必要である。個別考査では読み聞かせへの理解力や、碁石、ブロックを使っての思考力、記録力が評価される。グループ考査では絵本の内容理解、生活姿勢、集団での態度がチェックされ、運動やリトミックを通じて他者との協調性や指示への対応力が見られる。運動やダンスでは参加の楽しさも重視される。全体を通して、家庭での教育や子供の社会性、集中力が重要な要素となる。

成城学園初等学校は、倍率は毎年5〜6倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験は、個別テスト、行動観察テスト、運動テスト親子面接から成り、ペーパーテストは行われない。個別テストでは口頭での思考力、表現力、指示理、言語理解、手話知識、巧緻性、常識とマナー、憶力、数的理解が評価される。行動観察テストでは会性や協調性が、キャップ積みや自由びを通じて見られる。運動テストでは基本的な体力や運動能力が平均台、走る、ボール投げ、ケンパーなどで試され、体操練習の必要性がある。親子接では、親は学校への期待や教育方針を子供は質問への理解と的確な返答を求めれる。全試験を通じて、子供の社会適応力と家庭で教育が重要視される。

田園調布雙葉小学校は、小学校受験のなかでも難関校であり、倍率は4〜5倍となっている。
試験ではペーパーテスト、個別テスト、行動観察テスト、親子面接が行われる。ペーパーテストでは、数量、図形の移動や回転、常識、推理、言語、話の記憶、運筆などが出題される。個別テストでは、言語理解、社会性、常識に関する口頭試問や、指示に従った行動、巧緻性ある作業が求められる。行動観察テストでは、集団での協調性やコミュニケーション能力が観察される。親子面接は二回実施され、校長や副校長、教師による10分間の面接がある。出願時に提出する志望理由書は面接で問われることが多いため、事前の準備が必要である。全体を通じて、子供の思考力や社会性、家庭での教育方針などが評価の対象となる。

立教女学院小学校は、倍率は毎年8倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験はペーパーテスト、個別テスト、運動テスト、集団テスト、親子面接から構成される。ペーパーテストでは記憶、数量、言語、常識、推理・思考力が評価され、基本問題の正確な回答が重視されている。個別テストでは、巧緻性、制作能力、日常生活での習慣を見る問題が出され、箸使用や積み木などが用いられる。運動テストは体育館で行われ、ドリブルや玉入れなどを通じて体のバランスが観察される。集団テストでは協調性や社会性が評価され、リズム遊びなどの活動が行われる。親子面接では、親の志望理由や育児観、子供の日常生活や遊びに対する姿勢が問われる。アンケート記入も面接時に重要な要素となる。全体を通じて、子供の基本的な学力、社会性、家庭環境が総合的に評価される。

横浜雙葉小学校は、小学校受験のなかでも難関校であり、倍率は5倍程度と言われている。
試験にはペーパーテスト、個別テスト、親子面接が含まれる。ペーパーテストでは数量感、平面構成、なぞなぞ、お話の記憶、言語、図形を通じて国語力が重視されており、特に30分での長文理解とその回答が求められる。個別テストでは、行動観察でのお弁当の食べ方や自由遊びを通じて自立性や社会性が、運動テストでは身体能力と指示に対する反応が、工作テストではシール貼りなどを通じた巧緻性が評価される。親子面接では、日常の親子関係に関する質問が行われ、家庭環境や育児態度がチェックされる。全般を通じて、子供の自主性、社会性、家庭での生活態度が総合的に見られる。

聖心女子学院初等科は、倍率は毎年5倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験はペーパーテスト、運動テスト、行動観察テスト、親子面接の4部門から構成される。ペーパーテストでは、「お話の記憶」や「数量」、「物の記憶」、「条件迷路」、「言語」、「常識」などの分野で問題が出され、数量問題では分配算が、図形問題では回転による推理力が試される。また、鉛筆だけでなくクーピーを使った問題もある。運動テストでは模倣体操やポーズを取る動作が含まれる。行動観察テストでは絵画、自由遊び、ゲームを通じ、集団での協調性や状況判断力が評価される。親子面接では、家庭内の親子関係や教育方針について質問がされ、しつけや家庭環境が重視される。全体を通して、子供の多面的な能力と家庭での教育が総合的に見られる。

洗足学園小学校は、倍率は毎年6倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験は1次試験と2次試験から成り、1次試験では学力テスト、行動観察1、運動機能が、2次試験では行動観察2と親子面接が行われる。2022年は2次試験が親子面接のみだった。学力テストでは、記憶、推理、規則性、言語、常識等が評価され、運動機能テストでは模倣体操や指示に従う能力が確認される。行動観察では巧緻性や協調性、社会性が見られ、制作活動も含まれる。親子面接は提出資料に基づき、親の志望動機や教育観、子供の性格や活動への興味が問われる。全体を通じて、子供の学力、運動能力、社会性、家庭環境が総合的に評価される。

東洋英和女学院小学部は、倍率は毎年10倍以上となっており、難易度は高くなっている。
試験ではペーパーテスト、運動、制作、行動観察、親子面接が実施される。ペーパーテストでは、操作や計数を含む数量、記憶、比較、常識、推理、論理思考、図形、運筆などが出題され、お話の記憶は含まれない。運動テストでは、スキップやジャンプなどの基本動作が先生の詳細な指示に従って行われる。行動観察では巧緻性や常識（片づけなど）が評価され、自由遊びも観察される。制作では運筆や切り抜きが行われ、集団での制作活動もある。親子面接では特に父と子の関係性が重要視され、学校における父親の関与を示す「父の会」が背景にあることが窺える。全体を通じて、子供の基本的な学力、運動能力、社会性、家庭での関わりが総合的に評価される。

日本女子大学附属豊明小学校は、倍率は毎年6〜7倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験では、ペーパーテスト、制作、行動観察、親子面接が実施される。ペーパーテストでは、話の記憶、数、形、推理、運筆が出題され、運筆の技術やしりとりなど言語能力が評価される。制作では巧緻性や持続力がチェックされ、折り紙やシールを使ったリボン作りなどが行われる。行動観察では5人程度のグループでゲームや自由遊びが行われ、指示に従う能力や協調性、社会性が観察される。親子面接では提出した資料をもとに、親は志望動機や教育観、子供との関係について、子供は好きな遊びや将来の夢、友達関係について質問される。全体を通して、子供の学力、創造性、社会性、家庭環境が総合的に評価される。

東京都市大学付属小学校は、倍率は毎年5〜6倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験は個人考査（ペーパーテスト）、集団適応考査（行動観察および運動）、保護者面接の3部門で構成されている。ペーパーテストでは、数量感、巧緻性、話の記憶、言語理解、図形認識、常識、推理力などが評価され、特に話の記憶に関する問題は定番となっている。集団適応考査では、道具を用いたゲームや制作活動を通じて、指示の理解と実行能力、他の子どもたちとの協調性や社会性が観察される。運動面では模倣体操や基本的な運動が課される。保護者面接は5〜10分間で行われ、事前のアンケート提出は不要であり、志望動機や教育方針、子供の性格などについての質問がなされる。全体を通じて、子供の学力と社会適応能力、家庭環境と教育に対する親の意向が重視される。

桐朋小学校は、倍率は毎年7〜8倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験ではペーパーテストや面接は行われず、口述諮問、制作・絵画、行動観察の3つの考査が実施される。口述諮問では、言語能力や記憶力、そしてその正確性が評価される。制作・絵画では、与えられた材料を用いて指示に従った制作活動や、折り紙を使った空間認識能力が問われる。行動観察ではグループでの活動を通じて、子どもたちの協調性や社会性が観察される。全体を通して、子供の言語表現力、創造性、社会適応能力が総合的に評価対象となる。

桐朋学園小学校は、倍率は毎年9〜10倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験ではペーパーテストや面接は行われず、言語、制作、行動観察の総合的な能力を集団テスト形式で評価する。言語テストでは、先生の口頭指示に基づいた言語理解力が、ものを使った作業やじゃんけんゲームを通じてチェックされる。制作テストでは、与えられた指示に従った巧緻性が問われ、工作や絵画の課題をこなした後の後片付けも観察される。行動観察テストでは、グループ内でのルールの遵守、社会性、協調性、他者とのコミュニケーション能力が評価される。全体を通じて、子供が指示を理解し実行できる能力、創造性、そして社会的な適応力が重視されている。

東京農業大学稲花小学校は、倍率は毎年10倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験はペーパーテスト、行動観察、事前の親子面接から構成され、ペーパーテストと行動観察は合わせて約60分、事前面接は約10分で行われる。ペーパーテストでは、600字程度の長文記憶、数の１対多対応、水のかさや濃度、回転図形などが出題される。行動観察では運動テストのほか、社会性や協調性を見るための集団ゲームや、お店屋さんごっこ、読み聞かせと感想発表が行われる。親子面接はオンラインで実施され、親は志望動機や教育観、子供との関係性について、子供は自己紹介や将来の夢について質問される。全体を通じて、子供の学力評価と社会性、家庭環境や教育への理解が重視される。

東京女学館小学校は、倍率は毎年6倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
一般試験とAO型試験では、受験生の第一希望か否かの判別に大きな違いがあります。一般試験は考査と保護者面接があり、ペーパーテストや協力・表現・運動を含む多角的な考査で評価されます。特に「なぞり」や「色塗り」がよく出題されます。一方、AO型試験はペーパーテストがなく、書類審査、運動、面接による選考で、親の資質も重視されます。ここでは、受験生の多様な側面を評価し、特に国際経験がある子どもを対象とした国際枠も設けられています。両方の試験形式に共通する面接では、志望動機や教育方針、学校への理解、家庭での子育ての様子などが尋ねられ、子供の将来像についての質問も含まれます。AO型での合格はその学校への確実な入学意志が求められます。全体を通して、子供の能力と家庭環境が総合的に評価される試験です。

光塩女子学院初等科は、倍率は毎年4倍近いものとなり、難易度は高くなっている。
試験ではペーパーテスト、行動観察、親子面接が実施される。ペーパーテストでは約40分かけて、お話の記憶、数の理解、立体視、規則性の発見、言語能力のしりとり、運筆の技術が各クラス20名程度のグループで評価される。行動観察は約75分で、5～6名の小グループに分けて運動、活動、授業という形で社会性が観察され、主に取り組み姿勢や協調性がポイントになる。親子面接は5〜7分間で、親の仕事や子供との関係性、子供の好きなことや試験への意見などが尋ねられる。全体を通じて、子供の学力、社会性、家庭環境が総合的に評価される試験内容となっている。

青山学院横浜英和小学校は、小学校受験のなかでも難関であり、倍率は男女ともに5倍に近い。
試験はペーパーテスト、個別テスト、行動観察テスト、親子面接の四部門で構成されている。ペーパーテストでは常識、数量、図形、言語、推理が評価され、具体的には数の問題、しりとり、映像や話の記憶に関する問題が出題される。個別テストでは生活習慣や巧緻性が問われ、鉛筆でのうずまきなぞりやちょう結びなどが出題される。行動観察テストでは集団内での適応力や社会性が見られ、グループ活動での画用紙積み上げなどが実施される。親子面接は面接官2名によって約10分間行われ、親には教育方針や子育てに関する質問が、子供には好きな遊びや食べ物についての質問がなされる。全体を通じて、児童の知識と生活スキル、社会性、家庭環境への理解が総合的に評価の対象となる。

青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校は、男女とも2倍程度となっている。
試験は約2時間で、知力テスト、巧緻性テスト、運動能力テスト、グループ活動テスト、授業形式テストを実施し、親子面接と保護者アンケートも含まれる。知力テストでは、一般的ではないひらがなの読み書きや図の法則性、絵の意味解釈などが出題される。運動能力テストでは基本運動が、巧緻性テストでは工作や絵画、ひも結びの丁寧さが評価される。親子面接では親の教育方針や学校理念への理解、子供のマナーや生活に関する質問が行われる。全体を通じて、児童の基本的な学力と運動能力、創造性、社会性、家庭環境が総合的に評価される試験内容となっている。