青山学院初等部
2024年 小学校受験 試験の傾向と対策

基本情報

初等部・部長:小野裕司

創立:1937年

1クラス32名 4クラス

募集:男女各44名、計88名(青山学院幼稚園からの内部進学者の男女各20名は含まず)

卒業後の進路:ほぼ全員が上級の学校に進学

住所:〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25

TEl: 03-3409-6897

キリスト教信仰にもとづく教育(教育理念・目標)

青山学院教育方針にもとづいて、神さまから与えられた賜物を活かし、感謝の心をもって祈り、神と人に仕える人間を育てることを理念としています。

そのために初等部の入学式では「5つのおやくそく」をして、生活の中で活かせるようにしています。

しんせつにします
しょうじきにします
れいぎただしくします
よくかんがえてします
じぶんのことはじぶんでします

試験内容

保護者面接と2日間の考査で行われる。考査では、個別テストである「適性検査A」と、集団テストで行われる「適正検査B」がある。

試験内容1・保護者面接

原則として両親そろっての面接である。子供は面接には参加しない。

事前に提出した願書に基づき、10分前後質問される。

家庭での教育方針、しつけについてなど、親子の関わり方を聞かれることが多い傾向にある。

学校のカラーと合った家族かということも判断基準のひとつとされている。学校理念や教育方針をしっかり理解しておく必要がある。

毎朝の礼拝や宗教の授業、イースター礼拝、クリスマス讃美礼拝、おかあさんへの感謝の礼拝、子どもの日花の日礼拝、感謝祭礼拝などを通じて神さまからの恵みを感謝します。

また、子どもたちの誕生日には部長からひとりひとりに誕生日カードが渡されます。

このように自分が大切にされることから他人を思いやる気持ちが芽生えます。

そこから、すべての学習活動が有効に機能する土台となるものができるのです。

試験内容2・個別テスト

出題された問題に子供が口頭で答える形式である。

事前に提出した願書に基づき、10分前後質問される。

「お話の記憶」「絵の記憶」「四方からの観察」「工夫力」「仲間分け」「図形」などから5つ程度出題される。

頻出傾向にあるのは「お話の記憶」「四方からの観察」「仲間分け」である。

工夫と試行錯誤を必要とするテストが出題されることも特徴的である。

多様なものの考え方ができるか、最後まで取り組む力があるかなどが試される。

試験内容3・集団テスト

絵や工作をする「制作」「運動」「自由遊び」がある。

特徴としては、屋外に出て遊んだり、自己紹介をしたり、絵本の読み聞かせがあったりと、ほかの学校の試験では出題されないような問題が出ることである。

グループでの活動が中心となるため、コミュニケーション力が必要となる。また、しっかり指示を聞くこと、ルールを守ることなども重要である。

2023年 試験情報

全般的に、例年と同じ傾向。

ペーパーテストでは、話の記憶、しりとり、重ね図形、映像や言葉の記憶等、例年と同じ傾向のものが出題された。

集団テストでは、行動観察、制作、運動が行われた。例年通り、絵本の読み聞かせや、自己紹介等が出題された。運動は模倣体操や指示行動といったものが出題された。これらの試験を通し、社会性や協調性、先生の指示通りできるかが問われた。

近年の試験の受験データ

青山学院初等部は、小学校受験のなかでも難関であり、倍率は男女ともに7倍近い。

2024年度/2023年11月

男女 男子 女子 合計
志願者数 266 309 575
受験者数 - - -
合格者数 44 44 88
倍率 6.05 7.02 6.53
合格率 16.54% 14.24% 15.30%

2023年度/2022年11月

男女 男子 女子 合計
志願者数 307 322 629
受験者数 - - -
合格者数 44 44 88
倍率 6.98 7.32 7.15
合格率 14.33% 13.66% 13.99%